「わかば」では、2月29日(木曜日(もくようび))に防災教室(ぼうさいきょうしつ)を開(ひら)きました。学習者(がくしゅうしゃ)14人(にん)、会員(かいいん)17人(にん)の合計(ごうけい)31人(にん)が参加(さんか)しました。今回(こんかい)は今年(ことし)のはじめに大(おお)きな地震(じしん)が発生(はっせい)したことから、特(とく)に「地震(じしん)」について教室(きょうしつ)を行(おこな)いました。
1.地震(じしん)
はじめに、地震(じしん)の大(おお)きさを見(み)ながら、地震(じしん)のこわさについて、次(つぎ)に、特(とく)に日本(にほん)で地震(じしん)が多(おお)いこと、また、いままでの地震(じしん)での大(おお)きな被害(ひがい)、今後(こんご)おこると言(い)われている「首都直下地震(しゅとちょっかじしん)」「南海(なんかい)トラフ巨大地震(きょだいじしん)」ではさらに大(おお)きな被害(ひがい)があるだろうと言(い)われていることを見(み)ながら、今後(こんご)の地震(じしん)の危険性(きけんせい)を学(まな)びました。
次(つぎ)のパートでは、地震(じしん)がもしおこってしまったときに、危険(きけん)から逃(に)げる「避難(ひなん)」について学(まな)んでいきました。
2.避難(ひなん)
大(おお)きな地震(じしん)がおきたら、まずは、揺(ゆ)れているときは、「身(み)を守(まも)る」「つかまる」「危険(きけん)から離(はな)れる」行動(こうどう)をとります。次(つぎ)に、すこし揺(ゆ)れなくなったら、「ケガに注意(ちゅうい)」「火(ひ)の始末(しまつ)」「出口(でぐち)の確保(かくほ)」について話(はなし)を続(つづ)けていきました。次(つぎ)に、揺(ゆ)れなくなったあとは 落(お)ち着(つ)いてまわりに危険(きけん)がないかを確認(かくにん)して「避難(ひなん)」をしていきます。避難(ひなん)は、「自宅(じたく)での避難」「広域避難場所(こういきひなんばしょ)」「一時集合所(いっときしゅうごうしょ)」とみんなの状況(じょうきょう)によって違(ちが)うので、フローチャートを見(み)ながら学(まな)びました。次(つぎ)に世田谷区(せたがやく)の防災(ぼうさい)マップで、自宅(じたく)の場所(ばしょ)とその近(ちか)くの「広域避難場所(こういきひなんばしょ)」「一時集合所(いっときしゅうごうしょ)」「指定避難所(していひなんじょ)」をみんなで確認(かくにん)しました。
次(つぎ)のパートでは、ではふだんからどういう準備(じゅんび)をしておけばいいのかの「備(そな)え」について学(まな)びました。
3.「備(そな)え」
ここでは、もしインフラ(水道(すいどう)、電気(でんき)、ガス)がとまると、家(いえ)の中(なか)の何(なに)が使(つか)えなくなるのかを全員参加(ぜんいんさんか)のクイズで確認(かくにん)しました。たとえば「水道(すいどう)」がとまると、トイレ、風呂(ふろ)、洗濯機(せんたくき)などが使(つか)えなくなります。そして、電気(でんき)やガスもとまると日常生活(にちじょうせいかつ)ができなくなることを確認(かくにん)し、ふだんからどういう「備(そな)え」をしていけばいいのかを次(つぎ)に学(まな)んでいきました。具体的(ぐたいてき)には「飲(の)み水(みず)がなくなる」「トイレが使(つか)えなくなる」「ガスが使(つか)えなくなる」「電気(でんき)が使(つか)えなくなる」ことに対(たい)する備(そな)え、また、食料品(しょくりょうひん)、日用品(にちようひん)、衛生用品(えいせいようひん)などの「日常備蓄(にちじょうびちく)」「非常(ひじょう)持(も)ち出(だ)し袋(ぶくろ)」を見(み)ながら、みんなにも自分(じぶん)の「備(そな)え」ができているかを確認(かくにん)してもらいました。
次(つぎ)のパートでは、みんなはふだんからどんな「備(そな)え」をしているのか、聞(き)いておきたいことはないか、何(なに)か役立(やくだ)つ情報(じょうほう)はあるのか、についてみんなで話(はな)し合(あ)いました。
4.グループトーク
各(かく)グループで話(はな)し合(あ)いをし、最後(さいご)に全体(ぜんたい)で発表(はっぴょう)して共有(きょうゆう)を深(ふか)めました。
発表(はっぴょう)としては、たとえば「介護(かいご)が必要(ひつよう)なお子(こ)さんがいる場合(ばあい)の備(そな)え」「倒(たお)れない家具(かぐ)の置(お)き方(かた)」「ケガをしないための知恵(ちえ)」「家(いえ)の中(なか)で一番(いちばん)安全(あんぜん)な場所(ばしょ)を知(し)っておく」などの情報(じょうほう)が発表(はっぴょう)されました。また、大(おお)きな地震(じしん)を経験(けいけん)した会員(かいいん)からは、経験(けいけん)に基(もと)づくとても有益(ゆうえき)な情報(じょうほう)が発表(はっぴょう)されました。実際(じっさい)の防災(ぼうさい)グッズを見(み)ながら、特(とく)にどういうときに使(つか)うと便利(べんり)なのかを見(み)ていくことで、みんなの理解(りかい)がより深(ふか)まったとおもいます。
最後(さいご)は、「わかば」のみんなで情報(じょうほう)を分(わ)け合(あ)って備(そな)えていくこと、また、実際(じっさい)に地震(じしん)がおこったら「わかば」で連絡(れんらく)を取(と)り合(あ)いましょう! と締(し)めくくり終了(しゅうりょう)しました。(C.H.)